プロポーションが良くない、体重が多すぎるといった動機で、ダイエットで痩せることを目指す人は大勢います。ですが、実際のところ、体重を減らして痩せることで、きれいになれるものでしょうか。
人はひとりひとり個性があり、好みや趣向が違うので、美しいスタイルであると感じる体型も、それぞれ違っているのが当たり前です。
しかし、現代の日本は体重が軽いほどスタイルが良いという風潮があり、女性は過度にダイエットをして体重を落としてしまうことが問題視されています。
ダイエットをすることで痩せることができれば美しくなれるという考え方だったのに、痩せることがイコールきれいになることだと、短絡的な考え方を持つ人が多くなっています。
痩せることばかりに目を向けていると、過度な運動で体を傷めたり、過度な食事制限で貧血や、体力不足によって日常生活がままならなくなってしまうことがあります。極端なダイエットをやり込みすぎた結果、摂食障害を引き起こしてしまうことがあります。
摂食障害は、拒食症や、過食症など、いくつかのパターンがありますが、いずれもダイエットのいきついた結果起きることが多いようです。摂食障害を起こしてしまっては、健康的に痩せること、美しいスタイルであることとはかけ離れてしまいます。
ダイエットをする時にはまず、美しいスタイルというものはどういったものなのか、きちんと考えておくことです。プロポーションを整えて、自分がきれいだと思える体型になることを目標にしてダイエットをすることが、ゴールへの道です。
体重の重い人が美しいスタイルを目指して痩せる努力をすることは悪いことではありませんが、過度なダイエットは体だけでなく心も蝕まれてしまうので注意が必要です。